おすぎむら昆の「あんなま」

直近で鑑賞した映画をひたすらレビューしていきます。

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー (2023)』【80/100点: ゲーム映画化の完成形】

世界で最も有名なゲームとまで言われる『スーパーマリオ』を映画化した一作で、任天堂のゲームにある程度愛着がある人や『スーパーマリオ』シリーズの個性的なキャラを知ってる人ならほぼ間違いなく楽しめる映画なんじゃないでしょうか。

本作のプロデューサーを“マリオシリーズの父”宮本茂さんが直接務めたこともあり、『スーパーマリオ』シリーズへのリスペクトに満ちた内容になっています。

お話

ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージが、謎の土管を通じて魔法に満ちた世界に迷い込む。はなればなれになってしまった兄弟は、絆の力で世界の危機に立ち向かう。(映画.comより)

この単純明快さはスーパーマリオそのもの

良くも悪くも“マリオブラザーズ”のマリオとルイージの存在有り気の映画で、ストーリーも「ルイージクッパに連れ去られた!キノコ王国が侵略される!みんなでクッパをやっつけよう!」と、この三言で片付きます。

全米公開の際に批評家から「この映画にはストーリーがない」的な酷評があったらしいですが、まあ確かにストーリー性に関しては皆無に等しいくらい単純で、その人たちが指摘している点はワタクシ的に何となく理解出来ます。

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世界観構築が完璧すぎる

ただ、その点を補填してるのが世界観の完璧な構築ぶりで、どっからどう見ても、どの年代がみても「あっ、スーパーマリオだ!」って思える映像、雰囲気なんですね。

近年の箱庭マリオシリーズをやったことがある大人のほとんどが思う「こんなアスレチックしかない街、不便でしょ…」という点も完全再現されており、逆に「街の生活感の無さがマリオシリーズの魅力だったんだ」と気付かされる部分もありました。

スーパーマリオ」シリーズのオールスター映画

登場キャラクターたち非常に豪華*1で、主要キャラはほぼオールスター状態。おそらく数え出したらキリがないキャラクターの数だと思います。*2

マリオやキノピオドンキーコングもそれぞれ何となくオヤジ臭さが漂いつつも絶妙に可愛いので、この点も観ていて飽きさせません。今回ダブルヒロイン(!?)のルイージとピーチ姫の活躍も胸踊らされます。

数えきれない小ネタの数々

故に内容の単純さが功を辞した大変珍しい映画になっているワケで、マリオシリーズをやっていればいるほど分かる小ネタの数々も楽しめます。

マリオカート64』の公式バグ技のレインボーロードのショートカットや、『スーパーマリオ64』のウツボなど、かなりニッチなネタもあり、何となく「もう一度観ようかな」みたいなことも思います。

レインボーロードの場面にはノスタルジーを感じた!

とにかくポップでキュートな、スーパーマリオ以外の何者でもない映画で、北米で記録的ヒットをしているのが良く分かる可愛らしい映画でした。映画観ると、『スーパーマリオ』シリーズのどれかをプレイしたくなりますね。

*1:任天堂の強権のおかげ?

*2:ただ一応補足しているとデイジーヨッシーは出てこない。これはおそらく続編に出演させる為に温存したのではないかと。